配偶者の浮気・不倫が発覚したときにすべきことは? |大阪天王寺で不倫慰謝料弁護士をお探しなら

配偶者の浮気・不倫が発覚したときにすべきことは?

浮気が発覚すべきことは?

はじめに

 

配偶者の浮気が発覚した場合にはどのようにしたらよいのでしょうか。

このページでは、浮気、不倫案件を担当してきた弁護士が配偶者の浮気を体験した場合にどのように対応していけばよいのかを解説させていただきます。

心の整理をしましょう

 

配偶者の浮気は、夫婦婚姻生活における裏切り行為であり、とても辛い出来事ですし、ストレスとなってくることになります。

もし、信頼できる、気持ちを共有できる方がおられる場合には、つらい気持ちを話してみましょう。夫婦カウンセラーや心理カウンセラー、医師などに気持ちを表したり、自分の気持ちを客観視できるよう文章で表すといった方法で心を整理されておくことが大切となります。

浮気の被害を受けられたのですから、自分自身を大切にするということがまず考えましょう。

もっとも、弁護士の立場からすると浮気が発覚したとしてすぐに配偶者に対して追及することは証拠の保全の観点からはオススメしません。

心を整理しつつ、確実に今後取れるべき選択肢を増やすために証拠を保全していくことが大切となります。証拠品を見たくないとして家族や友人に預けておくといったやり方もありかもしれません。

今度自分はどうしたいのか考える

心の整理ができたら、次に自分は今後どうしていきたいのかを考えましょう。

まず、自分の思いではどうしていきたいのかをいったことを書き出してもよいかもしれません。

自分のしたい思いがすべて社会的に許されるわけではありませんが、現実的に行える手段、反社会的でない手段で何かができるのかを考えた際に、離婚をするのか、浮気相手に対して慰謝料請求で責任を負ってもらうといった選択肢がでてくることとなるでしょう。

〇 浮気、不倫の慰謝料請求はいつまでにしなければならないのか
浮気、不倫は不法行為に基づく損害賠償請求権として、民法724条により損害および加害者を知ってから3年の消滅時効という規定があります。これは長期間の権利行使がない場合には、立証や反証が困難となるために、不法行為があったことを知りながら、長く放置していた者については裁判所は保護しないといった考え方が取られているためです。
浮気、不倫でショックを受けてしまっていうとの事情があるなかで酷は話ではありますが、浮気、不倫の慰謝料請求を行うためには、できるだけ早期に弁護士に依頼をされることをオススメいたします。
また、実際に行動をしてみることが状況が変わっていくこともあり得ます。浮気相手と配偶者に対する離婚や慰謝料請求をする中で、自分自身が大切にすべきものはなにか、浮気相手のことを気にすることは無駄な時間なのではないかといった気持ちに至ることもあるかもしれません。

不貞慰謝料を請求する場合には証拠を押さえる

浮気、不倫で慰謝料請求を浮気相手と配偶者に請求する場合には、不貞行為の証拠が必要です。裁判所は、権利を行使する側に自己の権利が存在することの証明を求めています(立証責任の分担といいます)ので、不貞行為があったことを調査してくれるわけではありません。

そこで、不貞行為を推認させる証拠を収集しておくことが必要となります。

証拠については徐々に失われてしまうものですので、浮気、不倫が発覚した段階でできる限り記録を残していくことが大切です。

不貞行為とは、配偶者以外の者との性的関係、肉体関係を推測させるものです。LINEやメッセージのやりとりからホテルに行っている、肉体関係がなければ到底認められない事項を話していないかを確認し、動画やデータとして残しておきましょう。

写真なども有力な証拠となってくるでしょう。

配偶者に対して浮気をしたかどうかを自白させるのは他の客観証拠を収集したあとのほうが望ましいでしょう。

一定の証拠を収集した場合には、弁護士に相談するなどして、裁判においても通用するレベルであるかを相談し、慰謝料請求の準備をしていくとよいでしょう。

離婚をするかを考える

配偶者に対して離婚を選択するかどうかについては、今後の生活や財産分与、慰謝料、養育費などを考慮してどれだけの経済的利益を得られるのか、子どもの親権、面会交流、年金分割はどうするのかといったところまで一度、考えて方といったほうをおすすめいたします。

離婚によっては経済状態が大きく変わってくるため、今後の生活はどのような見込みなのかを検討していくおくことは大切です。証拠資料や仕事を見つけ、安定して生活ができるかを別居を行い、婚姻費用をもらいながら、離婚調停の申立てなどを行うといった方法があり得るでしょう。

心の問題をカウンセリング、法的問題は弁護士に依頼を

浮気、不倫の紛争は心身に大きな負担がかかる紛争です。それぞれの専門家から支援を受けてどのようにしていけばよいのかを対応をしていきましょう。

心の問題については、カウンセリングや医師からの援助を受け、法的問題については弁護士からの支援を受け、裁判所でも通用する主張を行い、正当な利益を守れるよう準備をしていきましょう。

天王寺総合法律事務所では、浮気、離婚に伴う紛争を経験した弁護士が事件対応を行っていますので、よりよい解決へ導いていくことができるでしょう。弁護士へのご依頼を希望させる場合には、ぜひお気軽にご相談ください。

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著者情報

山本 達也

(天王寺総合法律事務所 代表弁護士)

大阪弁護士会所属。立命館大学法学部卒・神戸大学法科大学院卒。数多くの浮気不倫問題、離婚問題を取り扱っている弁護士。関西地域にて地域密着型法律事務所を設立。弁護士事務所のHPはこちら。

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